今日はここ数ヶ月考えてたことを紹介してみたいと思います。
ボクはよく両親に強く当たってしまいます(汗)
それは両親がモノだらけの暮らしをしているからなのです。モノに支配されていて、うんざりしてるのにどんどん新たにモノを増やしてきちゃうんです。
ボクはミニマリストとして『モノを減らすこと』にはなかなか特化していると思っていて、それを両親も知っているので「どうやればいい?」「ここはどうすればいい?」なんて具合に聞いてくれるんです。
けどボクが教えてもモノは減るけど減った分増えるんです!
そこでボクは『なんでできないの?』『モノは絶対少ない方がいいって!』『こんなのガラクタじゃん』なんて言ってしまいまして、一時期親子関係が険悪なものになってしまいました(汗)
そこで『正しさ』について色んな書籍を読んで勉強してみたら、とりあえず1つの答え?的なものが出たのでそれを今回は紹介してみたいと思います。
結論は『正しさはコミュニケーションでは95%くらいいらない』ってことでした。
ではこの結論を補足していきたいと思います。
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目次
人を傷つけた代償は大きい

正しいかどうか以前に、人を傷つけた代償は大きい
(参考図書:D・カーネギー『人を動かす』)
正しいことはときに人を傷つけるものになってしまいますよね。
間違ってはいてもどうにもできない場合もあるし、そもそも間違いだなんて思ってなくて正しいと思って実行している時もある。
そこで正しさを前面に出して「それ違うよ!」と言っても相手には『は?』しか残らない。
その後に指摘された側にやってくるのは反発心と「なぜあんなこと言うんだろう」と言う心の傷ではないでしょうか。
相手の正義がある
相手には相手の正義がある
(参考図書:D・カーネギー『人を動かす』)
物事って見る視点で全然変わってきちゃいますよね。
どんなことだってその人の正義があるわけです。正義は絶対的なものではなくて相対的なものだから。
例えばものすごく極端な例を出すと、『モノは少ない方が幸せだ』って人と『モノは多い方が幸せだ』って人。
これはその人にとっての価値観で変わるものだからそもそもどっちが正しいなんて決めようがないんですよね。
正しいだけでは認められない

周囲の人といい人間関係を築いておくことで、初めて正しいことを「正しい」と認めてもらえる
(引用元:フランクリン・コヴィー・ジャパン(2013)宝島社)
「いや、私が正しい!!!!あなたは間違っている!!!」
例えそれが多くの人から支持される意見だとしても、「正しさ」を武器にして相手とコミュニケーションをとってしまうとうまくいかなくなってしまう。
信頼関係があってはじめて自分の意見を尊重してもらえる。
ボクが両親にしていて関係悪化してしまったのはまさしくこれ。正しさを武器に否定をしていたせいで、一番大切な人間関係での『信頼』がなくなっていってしまったわけです。
正論は人間関係を破壊する
人間関係を壊す有効手段は「正論」を言い続けること
(参考図書:本田健『強運を味方につける49の言葉』)
間違いって誰にでもあるし、価値観も違うんですよね。そこで正論という一般論を持ち出して『否定』をベースにしたコミュニケーションをしていると確実に人間関係は壊れてしまう。
逆にもう関係を切りたいって考えてる人には正論を言いまくれば相手から離れていくってことですね!
正論は時に人を傷つける。それでも言わなくちゃいけない時だってあるかもしれないけど、少なくとも日常の些細な会話では必要ないのかもしれないなと感じました。
自分の幸せ、他人の幸せ

自分の好きな映画を見たり、自分が好きな音楽を聴いたりすればいいのであって、他人に強要する人は頭がおかしいということです。
他人に自分の幸せを押し付けることになってしまうのです。
(参考図書:苫米地英人『「幸せ脳」のつくり方』)
人には人の幸せの形がある。それを強要し、それを他人が実行しないことを『否定された』と思い相手を攻撃する。
これはなかなかしんどいことですよね。
確かに自分が良いって思ってるものに相手が興味を持ってくれないのは悲しいことだけど、それはやっぱり価値観の違いだから仕方ないことなんですよね。
『強要する』
これがなくなればきっと争いもなくなるのではないでしょうか?自分の価値観を強要してしまえばその人は嫌な気持ちになる。
幸せの形は人それぞれであって、『それ幸せじゃないよ』なんてことは誰にも言えないわけです。
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違いを尊重すること
シナジーの本質は、「違いを尊重すること」にある。
だが、多くの人が、自分と違うものには否定的になりがちだ。年齢や職業が違うだけで、コミュニケーションを諦める。
異性や同僚とうまく行かないと、相手の間違いのせいにする。
(引用元:フランクリン・コヴィー・ジャパン(2013)宝島社)
7つの習慣で超有名なコヴィーさんは書籍の中で『シナジー』というものを紹介してます。
『違いを尊重する』自分とは違うから拒絶するのではなく、違うから相手を尊重し、自分の持ってるもの+相手の持ってるものでこれまで以上のものを作り出す。
その時がきたら精一杯伝えよう

2人で自転車に乗って角を曲がると、庭先で何かしている隣人が目に入った。疲れて、うんざりした顔をしている・・・。そう、ガレージの片付けをしていたのだ。
私は思わずほほえんだ。いつかそのときが訪れたら、人生を変えるメッセージを彼にも届けてあげよう。
「そんなにものは必要ないんだよ」
(引用元:ジョシュア・ベッカー(2016)『より少ない生き方』かんき出版)
ボクはインスタやこのブログを通して『モノが少ない生活の素晴らしさ』&『お金の問題がクリアになっている気楽さ』を発信しています。
しかし昔のボクは上記で解説してきたような『自分の価値観』を押し付けていたように感じます。
特にボクの冒頭でもお伝えしたように両親に対しては強くしていました(反省)
「使っていないものを持っておく意味ある?」
「またモノ増えてるよね?」
「こんなの買ってもどうせ使わないんだから!」
なんて具合に!!!!当時はこれが正しいと思っていた。
こんなに楽になるのになぜあの人たちはやらないのだろう?ボクの指示通りにやれば楽になれるのになぜやらないのだろう?なんて具合に。
自分の価値観を押し付けていたわけですね。自分の幸せの形を押し付けていた。
家族に甘えていた
両親というのはボクにとってはかなり距離が近い存在です。言うなれば自分の思い通りになり得る人です。
家族とは距離が近すぎる分、甘えてしまう対象になってしまう。
きっとその時のボクは甘えていたのだと思います。この人たちは文句を言い返してこないとわかっていたから。
「正しさ」を武器に「どうしてできないの?」「なぜやらないの?」なんて具合にまくし立てていただけです。
純粋な子は親にとって最高のストレス発散方法である
(参考図書:加藤諦三『心の休ませ方』)
子供はときに親にとって最高のストレス発散法になってしまう。これはものすごく共感できます。
子供は大人からしたら『間違っている行為』をしまくります。なので子供を叱る動機は毎日日常に溢れかえっているわけです。
そこで怒鳴って躾けるのか、冷静に教えるように躾けるのかはこちらが決定できるわけですね。
ここで日々の鬱憤ばらしに子供をいいだけ責め立てられるわけです。罵倒し軽蔑し、暴力だってできてしまう。
なぜならそこには一般論を後ろ盾にした『正義』があるから。間違っていることをしているんだから堂々と叱れるわけです。
近すぎる家族だからこそその標的になってしまうわけです。
ボクはきっとこの法則と同じことを両親にやってきたのではないかと思うのです。
その人にとってベストなタイミングがある

人は、それぞれベストな人生を送っていると信頼してあげることだよ。
それぞれの人にとって、ベストなタイミングというのがあるものだ。
(引用元:本田健(2006)『ユダヤ人大富豪の教え』だいわ文庫)
冒頭で引用した文章にもあるように、いくら『正しい』と思ってもぐっと堪え飲み込むこと。
その人にとってベストなタイミングがあるってこと。それはもしかしたらこないのかもしれないけど、それはそれで良いのだと思うんです。
ベストな人生とは結局のところ自分自身の心の中で決めていることですよね。
自分がどんな状態でも『今はベストな人生だ』と思えばベストなのです。それを他人がどうこういう必要はない。
大切なのは『自分が正しい』と思っていることを、求められたときには惜しまず提供してあげれるようにすること。
決して否定せず、押し付けず、認める。相手がそこに疑問を抱き「ねぇねぇここってどうやるの?」って言われて初めて自分の価値観を共有することができるわけです。
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正しさよりもまずは共感
育児書を読んでいてよく出てくるのが『共感』という言葉です。
正しいか間違っているかは二の次でまずは『共感』する。子供の心に寄り添うわけですね。
人間関係においてもこの『共感』が大切なのだと感じています。
結局のところ人は会話の中で『正しさ』はあまり求めていない。(もちろんそういう会話もあると思うけど)それよりも「わかるよ」「そうだよね」などの共感を得られると嬉しいものですよね。
前述の通り『否定』をベースにしたコミュニケーションはきっとただの『ストレス発散』でしかないわけです。
なぜなら人はみんな違うから『否定する』ところなんて溢れかえっているわけですから。
まとめ:否定せず、認め、共感し、信頼し、信頼される

今日は引用文多めでの紹介でした。ボクなりに結論が出たので今後の人間関係の指標にしていきたいと思ってます。
以上今日はこの辺で終わり。
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