


最近公的年金制度の限界が話題になっていますよね。「2,000万円自分で貯めてください」なんて受け取れるような文章があったりして、今後はますます『家計管理』が重要になってくるのではないかと思います。
そんな今に不必要なのって『見栄』ではないででしょうか。
この記事では「SMBCコンシューマーファイナンス」さんが2018年に実施した『20代の金銭感覚調査』のデータを元に、30代、40代が20代から学ぶべきことを紹介してみました。
明日からの家計管理の何か役に立てたらうれしいです!
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目次
ボクらは20代の金銭感覚に学ぶ必要がある?!

まず上記のグラフを見ていただきたいのですが、これは「SMBCコンシューマーファイナンス」さんが2018年に行った調査結果です。
20代を調査対象としたデータでして、「無理せず、買える範囲で良いものを選びたい」と思っている人が『86.3%』となっていますね。
ちなみに男女別の場合では男性が『81.8%』女性が『90.8%』と女性の方が多いようです。
20代はほとんどの人が”堅実な消費”を意識しているのかなと感じます。
以前読んだお金に関する育児書にも書かれていたんですが、やっぱりこの『自分の使えるお金の範囲内で、何を選び、何を諦めるのかを考えること』が重要なんですよね。
お金はない!けど欲しい!
お金って多くの方が有限のはずが、カードローンや消費者金融を使って無限にあるかのように使っちゃうと人生の難易度がドンドン上がっちゃうんですよね(汗)
そして特に注目して欲しいポイントは『良いものを選びたい』ってところですね。ここについては下の章で解説していきます。
20代の『85%』は何かを購入するとき比較検討をして『81%』が口コミを必ずチェックする

「購入検討する際、同じ商品群・サービスの中で「最安値」のものは必ずチェックする」にそう思うと回答したのは『85.4%』

「商品やサービスのレビュー(口コミ)を必ずチェックする」にそう思うと回答したのは『81.1%』
上記の結果からもわかるように20代は徹底的に調べてからモノを購入する習慣がもうすでにできているのかなと感じます。
これが『無駄遣い』を防ぐためにはめちゃめちゃ大切なんですよね。
衝動に任せて購入せずに、一度冷静になって比較検討をする。もちろん口コミもチェックしてその商品が自分の求めている価値を本当に提供してくれるのかをチェックする。
これが20代からできてるってマジですごいですよね。
ボクなんて28歳まで何も考えず買いまくる、お金はあればあるだけ使いまくる人生を送ってましたので、、、(汗)
20代の人たちは今の世の中にベストな生き方をしている

本田直之さんは著書の「LESS IS MORE」でこんなことを書かれていました。
ここ数年、モノを買わない、旅行にも行かない、恋愛にも消極的で元気がない「草食系」と呼ばれる若者たちの存在がクローズアップされています。
(中略)
私は「草食系」の若者たちをまったく否定しません。むしろ学ばなければいけない存在だと考えています。
(中略)
これも時代の変化を感じ取っているからに他なりません。誰に教わったわけでもないし、また意識してやっていることでもないでしょう。本人たちが望むと望まないとにかかわらず、若い世代の人たちは、時代に合わせて絶えず進化をしていくものなのです。
(引用元:本田直之(2012)『LESS IS MORE』ダイヤモンド社)
30代、40代、50代のボクらを見て時代の変化を感じとり「お金を使わない」んじゃなくて「備える」ってことをしているのかなと感じます。
楽しむことを放棄してるんじゃなくて、自分のできる範囲内で楽しむ術を知ってるんだと思います。
『なんとかなるよ』なんて無責任で、考えることを放棄している言葉を使わずコツコツと堅実にお金を貯めるわけです。
自らお金に関する情報を収集して、その知識を浪費を減らすコトに使ったり、投資に使ったりしているわけですね。
昔26歳くらいの頃自営業だけでは食べていけず早朝アルバイトをしていたのですが、そこに19歳の子がいたんです。
その子にバイト代の使い道を聞いたら「とりあえず貯金します」って答えたり、別の時は「スマホの機種代は分割ではなく一括で払います」とか言っていたりしてて、当時浪費家だったボクは自分とのあまりの違いにびっくりした覚えがあります。スマホ機種代一括で払えない、、、(汗)
年上だからと偉ぶらずに時代に合わせて進化している彼らに学ぶこと。
そんなことを教えられた一文でした!
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家計診断をしてても感じる20代の堅実さ

ボクは普段家計診断をしたりしていて、応募してくれる方はボクと同じ世代の30代の方が一番多いのですが、意外に多いのが20代前半の方。中には10代の方もたまにいます。
「家計簿のつけ方を勉強させてもらっています!」
「家計管理のやり方を勉強させてもらってます!」
なんてうれしいことを言ってもらえるんですが、いやいや20代前半とか10代で家計管理をしてるってそれだけですごすぎでしょって思うんですよね。
奨学金の返済があっても、少額だけど毎月貯金をして家計が黒字の方もいましたし、実家暮らしだから今のうちに貯金額を増やしたいなんて方もいました。
ボクなんて実家暮らしだから好き放題にお金を使える!なんて考えてましたもんね(汗)
もちろんクレカのリボ払いの罠にはまってしまい借金が増えてしまっている方、家計管理がうまくできず毎月赤字だという方もいることも事実ですが、むしろそういう方は少数派なのかなとも感じます。
見栄を張る30代、見栄を張らない20代

同じく「SMBCコンシューマーファイナンス」の調査では『SNS映え』を意識した消費をしていている人は20代よりも30代の方が多いという調査結果が記載されてました。
30代が『60.4%』に対して20代は『33%』とほぼ1/2。ちなみに40代は『56.4%』
『SNS映え』を意識した消費ってすべてとは言いませんが、おそらく半分くらいは『見栄』からくるものなのかなと感じます。
『こう思われたい』
『すごいって思われたい』
『お金持ちに見られたい』なんて具合に。
公的年金制度の限界が最近話題になっていますよね。「2,000万円自分で貯めてください」なんて受け取れる文章があったりして、今後はますます『家計管理』や『資産運用』が重要になってくるのではないかと思います。
そんな今に不必要なのはまさにこの『見栄』ではないででしょうか。
見栄を張らずに自分の人生を生きるためにオススメブログ記事厳選【2】選
とはいえ『見栄』をいきなりなくすことはなかなか難しいですよね。
そこでこの記事では見栄を張らずに自分の人生を生きるためにオススメのブログ記事を2つ紹介したいと思います。
あなたの『脱見栄っ張り』の何か少しでも役に立てたらうれしいです!
1つ目はこちら。『見栄っ張りは貧乏への近道です!見栄っ張りをやめるたった一つの方法 』

(画像クリックで記事に飛べます)
見栄っ張りはやっぱり貧乏への最速の近道ではないかって思うんです。
見栄っ張りということは自分の価値ではなくて他人の価値基準で生きてしまうようなものですからね。
限りあるお金をも自分や家族のために使うためにも、ぜひ読んでもらいたい記事です。
そして2つ目はこちらの記事。『お金の不安から解放されたいなら、ミニマリストを目指すべき3つの理由 』

(画像クリックで記事に飛べます)
見栄っ張りの世界にいると『持っている』ことが価値になりますが、ミニマリストの世界にいると『持っていない』ことが価値になります。
ボク自身ここの価値観が変わったことが人生の分岐点だったかも!なんて思ったりするくらいです。
見栄っ張りは『お金の不安』から逃れられない可能性が高いですので、これを機にぜひミニマリストを目指してみてはいかがでしょうか。
もちろんミニマリストではなくてもシンプリストでも全然いいと思います!身の回りをシンプルにすれば今までとは違う世界が見えてくるはずです!
まとめ:見栄を捨てて自分の価値観に正直に生きよう

最後にこの記事を一文でまとめて終わりにしたいと思います!
以上『30、40代に今後起こりうる悲劇 !若者に学ぶ最速『脱見栄っ張り法』のススメ』でした!