皆さんは【 より少ない生き方 】って本を知っていますか?
この本は全米ベストセラーになった有名な本なのですが
まだ読んだことがなくて、満を辞して読んでみたんですがこれは名著ですね。
ミニマリズムとはなにか?
そして物を減らす思考法や実践テクニック。
著者の経験、交友のあるミニマリストの経験がたくさん書いてあって
モノで悩んでいる人にはオススメできる一冊です!
そんな本日は【 より少ない生き方 】を読んで感銘を受けた8のこと
を紹介できたらなと思います。
モノを減らすのはもちろんなんだけど、それと同時にお金の問題もクリアしたい
って方に有益になるようなところをピックアップしてみました!
あなたを支配する不安やモヤモヤって
もしかすると増えすぎたモノのせいかもしれませんよー。
では行ってみましょー。
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目次
著者【ジョシュア・ベッカー】ってどんな人?

まず著者の【 ジョシュア・ベッカー 】さんってどんな人?
ってところから解説していきますね。
現代のミニマリズム運動を代表する1人。
ミニマリズム生活を紹介するウェブサイト「ミニマリストになる」
(BecomingMinimalist.com)の創設者。編集者。このサイトは毎月100万人以上が訪問する。
国際的に活躍する講演家で、これまでに「タイム」誌、
「サクセス」誌、「ウォール・ストリート・ジャーナル」誌
など、多数のメディアで紹介された。主な著書にウォール・ストリート・ジャーナル・ベストセラーになった
『Simplify』や『Clutterfree with kids』などがある。妻のキムとともにNPO「ホープ・エフェクト」を設立。
孤児に本物の家族のような環境を提供する活動を行なっている。中略
現在はアリゾナ州フェニックス近郊に在住。
妻と2人の子供とともに暮らしている。『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』より引用
ミニマリストのいいところは物が減ることではない。本当の理由は豊かさが増えることだ

ミニマリストのいいところは物が減ることではない。
本当の理由は豊かさが増えることだ。『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』より引用
多くの人って【 物を減らせばいい 】って思っていると思うんです。
自分が幸せじゃないのは溢れかえった物のせいだと。
これは間違いじゃないです。むしろ当たっています。
けどちょっと惜しいんですよね。
大切なのはその先にあることなんです。
溢れかえった物を減らした後にある幸せな暮らし。
けど多くの人はここを意識していないので
今ある物を減らすことのみにフォーカスしちゃう。

けど残念ながらこの幸せは長続きしません。
減らしてもその先のことを考えていないので
一時的には部屋から物が減って幸福感を得られます。
けど数週間、数ヶ月経つとまた物が増え始めて
結局はまた同じような物に溢れかえった部屋に戻ってしまうわけですね。

本当に大切なのは何なのか?を考える必要があります。
それは物を減らすことの先にある『 豊かさ 』です。
物を減らすことによって得られるもの。
物を減らした暮らしから得られるもの。
これに気づかないと、一時的な気分の高まりだけで
一時的な幸福感だけで終わってしまいます。
関連記事:持たない暮らしは最強!持たない暮らしに憧れる人に意識してほしい5つのこと
あまりにもたくさんの人が自分で稼いだわけではないお金を使って、欲しくもない物を買い、好きでもない人を感心させようとしている

あまりにもたくさんの人が自分で稼いだわけではないお金を使って
欲しくもない物を買い、好きでもない人を感心させようとしている『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』より引用
ここでいう『自分で稼いだわけではないお金』って借金のこと?
って思うのですが(解釈が間違っていたらすみません(汗))
要は見栄のために借金をしてまで物を多く所有して
隣人より広くて大きな家を買い、友達よりも高い車を購入する。
そして『 好きでもない人を感心させようとしている 』
これは現代でいうならば『 SNS映え 』も言えそうですよね。
不特定多数の人から『いいね!』が欲しくて見栄を張っちゃう。
大切なのは自分にとって本当に価値のあるモノなのか?だと思うんですね。
誰かの目線を気にして購入した物って
100%価値がないとは言いませんが
おそらく50%以上は自分にとって価値がないのかなと。
気にしている『 誰か 』の評価が得られなくなったら
またその『 誰か 』に評価される物を買う必要があります。
それがまた評価されなくなったら、また次の物を買う。
結局はこれの永遠ループですよね。
家族の将来のために使うお金を
自分の将来のために使うお金を
『 誰か 』のために永遠と使い続ける。
これが果たして幸せなんだろうか?
と考える必要があると言っているのかなと感じました。
あなたの理想の人生はそのガラクタの下に埋もれているのかもしれない

あなたの理想の人生は、そのガラクタの下に埋もれているのかもしれない
『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』より引用
これめちゃめちゃ名言ですね!鳥肌立ちました。
まさにその通りですね。
昔のボクは汚部屋に住んでいました。
とにかく物だらけで、壁には背の高い家具を置いていたし
白い壁にはラックを取り付けて物をディスプレイして喜んでました。
自分の好きな物に囲まれて生活しているはずがなぜかストレスを感じる。
そんな生活でした。
今になって思うのは、まさにこれだなと。
ボクの理想の人生は当時持っていたガラクタの中に埋もれていたんだなと。
物を所有することに気をとられまくってしまい
本当にやりたいことが見えていなかった。
夢を持つこともできずに、ただただお金を稼ぐために働いて
働いて得たお金のほとんどすべてを
人生を豊かにしてくれると信じていた”ガラクタ”に注ぎ込んでいたわけです。
物欲を満たすことで得られるひとときの限定的な満足感で
『 自分の人生は豊かだな 』って信じ込もうとしていたんですね。
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ミニマリズムは自由であり心の平安であり喜びだ

ミニマリズムは自由であり、心の平安であり、喜びだ
『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』より引用
ミニマリストっていうとなんだかあまりよくないイメージを持つ人もいますよね(汗)
「 そんなんで人生楽しいんだろうか? 」
「 そんなに自分を縛り付ける必要ある? 」
「 そんな不自由な生活は耐えられない 」
なんて悲しいことに負のイメージもありますよね。
けどそれって本質ではないんですね。
ボク自身ミニマリストになって、以前とは全く異なる生活になりました。
モノも買わないし、生活費も低いし。
おそらく以前のボクの半分以下のお金しか使っていないんじゃないでしょうかね?
けどボクは100%昔の自分よりも豊かになったと断言できますね。
昔のボクの口癖、思考癖はこんなんでした。
けど今は『 もう十分ある。満足している 』って思えるんですね。
はたから見たら不自由に見えるのかもしれませんけどね
ボクは今自由だし豊かだし、メンタルも昔よりは安定しています。
日々をシンプルにして、モノという障害物を削除し続けたことで
自分の目指すべき目標が明確になって、目標達成を阻害する雑音を
最小限に抑えることができているからなのかなと思います。
だから常に目標に向かってコツコツ近づいている感覚がある。
だから日々にも満足感があるのかなって。
ボクも経験しているのでわかりますけど
あなたが今抱いている不確かな不安とかモヤモヤって
もしかするとその増え過ぎたモノのせいかもしれないです。
関連記事:お金の不安から解放されたいなら、ミニマリストを目指すべき3つの理由
整理整頓とは本質的に物を並べ替えるだけだ

整理整頓とは本質的に物を並べ替えるだけだ
『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』より引用
なかなかズバッとした言葉ですね。
けどボクもこれに関しては同意見でして
部屋を片付けたいのなら、やっぱり物量をまず減らす必要があるんですね。
というのも『 収納上手の罠 』に多くの人が陥ってしまっているんです。

うん、わからなくはないです。
けどね、よーく考えてみるとそれって収納用品ってモノが増えてますよね?
あと収納用品の良いところって、見た目がスッキリするんですよね。
例えば引出4段ラックがあったとします。
そこに不用品を入れて引き出しを閉めちゃえば、見た目は超スッキリしますよね。
そこには大量の不用品があるんじゃなくて、引き出し4段ラックがあるんですから。
ちょっときつい言い方をしてしまうとこんなことです。
部屋が片付けられない人のお宅には収納用品が大量にあるのはこのためです。
『 捨てる 』っていう精神力の使うメンドクサイことをしなくていいように
収納用品を買ってきてその中に不用品を押し込めて
目隠しして、一時的な安堵感を味わうわけですね。
けどまたちょっとすると不用品が目につくようになってくる。
心がモヤモヤしてきて収納用品を購入してくるという永遠ループ。
散らかった部屋をなんとかしたいって思ったら
まずは『 捨てる 』ことを大事にしましょう。
そしてもう一つ大事なこと!
これ以上モノを増やさないこと。
彼らは私たちの不安に付け込み劣等感を刺激する

彼らは私たちの不安に付け込み、劣等感を刺激する
『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』より引用
ボクたちは消費主義社会で生きてます。
世の中はボクたちにあの手この手を使ってモノを販売しようとしてきます。
もちろんそれがあなたにとって必要なモノなら問題ないのですが
モノを販売する人たちはプロです。
わけですね。
ボクが保険が嫌いなのはこのためです。
彼らは不安を煽ってその人に必要のないものまで契約をさせようとしてくる。
営業は完全にマニュアル化されていて、それを元に営業をかけてくるわけです。
『 あなたのため 』って近づいてきて『 会社のため 』に営業しまくるわけですよね。
しかしそれが彼らの仕事なので仕方ないんです。
彼らはそうやって社会に貢献して、自分たちの生活をしている。
例えばちょっと前までのボクは、家具職人として家具を作って社会に貢献していました。
それと基本的には全く同じことなんです。
じゃー何が悪なのか?それは勉強不足の自分です。
流されるがままになってしまうと、消費主義社会のカモになっちゃうんですね。
消費主義社会の罠を知り尽くす
『 より少ない生き方 』より引用
理想の人生を生きるのに必要なものであれば、処分せず、ありがたく使っていく。

私はなにも、なにも持たずに暮らせと言っているわけではない。
中略
理想の人生を生きるのに必要なものであれば、処分せず、ありがたく使っていく。
そのことに罪悪感は全く持っていない。『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』より引用
ミニマリストっていうとどうしても『 何も持たない人 』ってイメージになりますよね。
けど本書ではそうではないと言っています。
” あなたの理想の人生を送るために最小限のモノで生活すること ”だと言っています。
まさにその通りだって思います。
よくミニマリストに憧れてドンドンモノを捨てている人がいますけど
それって誰の基準を元にやっているか?ってことが重要でして
もしも有名なミニマリストの人の基準をそっくりそのまま取り入れているのなら
近い将来リバウンドする可能性があります。
なぜかというと、それは自分にとって心地良いじゃないかもしれないから。
大切なのはこんなことです。
誰かの基準なんて関係ないんです。
自分の価値に照らし合わせて減らしていくんですね。
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いつかその時が訪れたら、人生を変えるメッセージを彼にも届けてあげよう

いつかその時が訪れたら、人生を変えるメッセージを彼にも届けてあげよう。
『 そんなにものは必要ないんだよ 』『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』より引用
著者がある日息子と散歩をしていると
隣人が疲れ果てたうんざりした顔で、ガレージの片づけをしているのが目に入ったそう。
けど著者さんはこの時はなにも言わずにそこを立ち去った。
そしていつかその時がきたら、人生を変えるメッセージを届けてあげたいと。
これって『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)』
にも同じようなことが書かれていました。
人はそれぞれベストな人生を送っていると信頼してあげることだよ。
それぞれの人にとって、ベストなタイミングというのがあるものだ。『ユダヤ人大富豪の教え』より引用
ものごとにはタイミングがある。
これを見たときにすごくしっくりきたんですよね。
浪費家から卒業できて、汚部屋の住人から卒業できたときに
ボクはこんなにも生きやすくなるんだと感激したんですね。
そこで同じようなことで悩んでいる兄弟にも
このことを味わってもらいたくて、強引にアドバイスし続けたんです(汗)
結果兄弟関係が悪くなって一時険悪な感じになってしまいましたー(恥)
その時のボクは『 なんで怒るんだろう?だって今より絶対良い状態になるのに! 』
なんて自分本位なことしか考えられませんでした。
けどこのことを本で読んでしっくりきたんです。
『 そうか、今はそのタイミングじゃなかったんだ 』って。
物事にはタイミングがある。
みんなベストな人生を送っている。
まとめ

最後に初めの1ページ目に登場する言葉を紹介して終わりますね。
ミニマリズムとは
一番大切にしているものを最優先して
その障害になるものはすべて排除すること。ミニマリズムのいいところは
物が減ることではない。
本当の利点は
豊かさが増えることだ。『より少ない生き方』より引用
ミニマリストとは今の不安定な世の中で、最も適した生き方なのではないか?
なんて本気で思ってます。
『 自分の最小限を探る 』
そんなことを日々考えながら生活すると
部屋もキレイになるし、お金も増える一方ですよー。
最小限を探って、日々の暮らしをスッキリさせちゃいませんか?