


最近はよくニュースなどで『老後資金』について取り上げられていますよね。
3,000万円必要とか、5000万円ないととか、いやいや1億円ないと無理でしょ
なんて話もあって不安に思っている方は多いのではないでしょうか?
実はボクもその1人でして、最近老後資金関連の書籍を読み漁ってます。
そんな中でとても良書に出会いましたので紹介します。
『 貯金1000万円以下でも老後は暮らせる!(畠中雅子著) 』
この本では具体的な老後資金の考え方や計算方法
準備の仕方、心構えなどなど、ボクの知りたいことがほぼ載っていました。
そこでこの記事では『 貯金1000万円以下でも老後は暮らせる! 』
を読んで学んだ5つのことを紹介させていただきます!
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目次
老後で大切なのは『自分の老後には年間いくらの赤字が発生するか』

本書の中では大切なのはこんなことだと解説しています。
例えば簡単に考えるとこんなことだと思います。
生活コストが25万円のご夫婦がいたとしますね。
もらえる年金額が20万円だった場合はこんな式に。
−5万円 × 12ヶ月 = 年間ー60万円
この夫婦の場合は年間で『 60万円の赤字 』ということ。
この赤字分に余命をかけたものが老後資金として必要な額ってこと。
本書では余命を『 95歳 』までと考えた方が良いと言われてます。
95歳まで生きるなんて誰にもわかりませんし、そんな生きないって思うかもですが
長く見積もっておけば安心できますからね。
65歳から年金を受け取って95歳まで生きるとすると『 30年 』
ということは例に出した夫婦の場合だと老後資金は以下のようなイメージ。
老後資金として最低でも『 1800万円 』は必要ってことになります。

まさにその通りで、例に出した夫婦の場合は1000万円どころか
倍近い額になっちゃってます(汗)
じゃーどうするのかということになりますね。
ボク的にはこう考えます。
現在は生活コストが『 25万円 』だけど
これを3万円節約して22万円にすることができたらどうなるでしょうか?
ー2万円 × 12ヶ月 = 年間−24万円
毎月たった3万円を節約して生活コストを下げただけで
30年のマイナス分は1000万円以上下げることができましたね。
本文中の名言を引用させていただきますね。
何れにしても30年などの長い時間のなかでは
ひと月1万円の赤字が360万円の赤字となる反面
ひと月1万円の節約が360万円というまとまった節約効果を生むことも理解しておきましょう。『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる!』より引用
老後資金ももちろん大事ですが、それ以前に大切なのは
生活コストをいかに下げることができるか?なのかなと感じました。
関連記事:いつまで経っても赤字家計を脱出できない人の8つの特徴
老後資金が貯められそうにない方ほど、綿密な準備が必要

老後資金が貯められそうにない方ほど、老後に向けては綿密な準備が必要になります。
『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる!』より引用
これはその通りですね。
というのも家計管理でも同じことが言えるんですよね。
低収入だから、赤字家計だからって思っている方の方が
投げやりになったり、家計管理をおろそかにしてしまいがちなんですよね。
けどそんな人こそ家計管理をしっかりとする必要があるんですね。
自由に使えるお金が少ない分、しっかりと計画を立てて使っていかないと
あっという間になくなってしまいますからね。
逆に家計管理は特にしていないんだけど、お金が貯まるって方はこんな理由です。
・生活コストが低い
こんな方は黙っていたって貯まっていきますよね。
酷な話ですが家計管理が苦手な人ほど、家計管理をしっかりとしないといけない人だったりします。
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こうすれば貯金1000万円以下でも老後は大丈夫リスト

本書の冒頭にめちゃめちゃ為になるリストがありましたので一部を紹介しますね!
こうすれば「貯金1000万円以下」でも老後は大丈夫!
・自分が貯められそうな老後資金額を想定する
・「運用で増やす」ことは考えない!
・「ねんきん定期便」で自分の年金額をチェックする
・年金の受け取り開始年齢を遅らせて年金額を増やす
・定年後は、遊び方と友人関係を見つめなおしてみる
・まず「固定費の節約」から手をつける
・賃貸住まいの人は廉価な住まいを探し、住み替えで赤字を減らす
・保険を見直す、、、老後に高額の死亡保障なんていらない!『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる!』より引用
やっぱり要は日々の生活コストの改善ですよね。
そして賃貸の人は老後の住まい問題も考えないといけませんね。
年金暮らしで家賃はなかなかヘビーな支出になってきます(汗)
ボク自身もマイホームは建てず、賃貸住まいでずっと過ごす予定ですが
老後については1000万円以下で小さなマイホームを建てるか
中古物件を購入して終の住処にする予定。
もしくは両親が亡くなったら実家に住むという手もありますが
最寄り駅まで車で30分以上&街のお店が夜7時に閉まるセブンイレブン一件という
ものすごーい田舎なものでちょっと考えてしまいますが(汗)
最悪の場合はこの手もありなのかなと思います。
優先順位の高いものを買い、低いものを諦めるという行為が大事

年金暮らしに入ったら、”優先順位の高いものを買い”
”優先順位の低いものを買うのは諦める”という行為に早く慣れるようにしましょう。『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる!』より引用
これも名言ですね!年金暮らしというよりも
ボク的には若い人こそこの考え方を導入してもらいたいくらい。
このことはちょっとニュアンスが違うかもしれませんが
『 ユダヤ人大富豪の教え(本田健著) 』にも載っていましたね。
欲しいものと必要なものの違いを知る
『ユダヤ人大富豪の教え』より引用
必要なものは生活する為になくてはならないもので
欲しいものはそれがなくても生活はできるもの。
全てを欲しがらずしっかりと吟味して、今の自分にとって本当に価値のある物を見極めること。
こんなことが重要なのかと思いました。
そしてそれをいきなり年金生活になって始めるのはなかなかのストレスだと思うので
今からでも始めちゃうっていうのはどうでしょう?
ボクなんかは常にそんな考えのもと物を選んでます。
こうすることで『 浪費 』がものすごーく抑えられちゃうんですよね。
自分が買っていた物がいかに無駄な物だったか
いかに必要のない物だったかが痛いほどわかるようになります(汗)
諦めるのは辛いことかもしれません。
けどそこでストレスを感じるんじゃなくて
『 けどそれがなくても十分幸せに暮らせるよな〜 』なんて思えると
人生の難易度がグーンと下がりますよ。
関連記事:持たない暮らしは最強!持たない暮らしに憧れる人に意識してほしい5つのこと
関連記事:お金&物だらけの不安から解放される!逆算力を身につける3つの方法
自営業者は要注意!

自営業者は老後マジで注意です!
というのもボクも現在フリーランスなのですが
老齢基礎年金(国民年金)のみだとかなり厳しいです!
会社員の方は基礎年金の上に『 厚生年金 』がプラスされるので
だいたいですが月20万円ほどにはなります。
サラリーマン夫婦の年金額モデルケース
月額221,507円
※第二号被保険者の厚生年金(平均的な賃金で40年加入)
と基礎年金夫婦2人分(40年加入)の合計額
しかしこれが基礎年金のみになるとこんなです。
平成30年度の金額
月額129,882円円
※基礎年金夫婦2人分(40年加入)
年金額は一概には言えないのですがだいたいで10万円ほどの差が出てきます。
これは怖いですよね(汗)
自営業者の方は会社員の方以上に老後の備えをしっかりと
そして綿密に考える必要がありますね。
ボクもこれを機にもっとしっかりと考えようと思います(汗)
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年金の繰り下げ支給で支給額42%アップを目指す

本書の中には、年金の繰り下げ返済と繰上げ返済時の
年金支給額の増減が超わかりやすい表で紹介されています。
それによると仮に老齢基礎年金を70歳まで繰り下げて支給にできると
なんと『 42%増額 』でもらえることになります。
仮に1ヶ月の支給額が『 1人65,000円 』だとしましょう。
65,000円 + 27,300円 = 92,300円
夫婦2人だと『 184,600円 』
可能ならこの制度は使っていきたいですよね。
ただ70歳まで働くってなるとなかなか難しいところでもありますよね(汗)
あとは年金はなくなることはないと思いますが
確実に支給額の減額はあると思います。
なのでその辺も加味した計画が必要になってくるのかなと思いました。
まとめ
今の生活でいっぱいいっぱいなのに老後のことなんて考えられない。
気持ち痛いほどわかります。
けど少しずつでも準備を始めませんか?
もちろん先を見すぎると不安が大きくなってしまいますので
まずは手始めに『 生活コストの削減 』をしましょう。
食費はもっと削れないだろうか?
日用品費はどうだろうか?
外食費はこんなに必要かな?
洋服を買いすぎてはいないだろうか?
車にお金をかけすぎてはいないだろうか?
見栄のためにお金を使っていないだろうか?
不用品のためにお金を使っていないだろうか?
生活コストが低いってことは
それだけで人生の難易度を激減させることができるんです。