


今日は家計相談のコーナーです。
お金のことで悩んでいる方から家計資料をいただいて
家計の問題点の修正、そして家計の問題を解決する予算表を提案。
FPの資格を持つミニマリスト系家計コンサルタントのボクが
あなたの家計を再生させます!
この内容を読んで
他の人はお金のどんなことを悩んでいるのか?
そしてそれをどうやって解決していけば良いのか?
そんなことを感じてもらえたら嬉しいです!
そしてこの記事を読んで何かを得ることができたら
ぜひ自分の家庭に応用してみてください!
今回は『 実家で暮らしている23歳女性さこ 』さんからのご相談です。
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目次
相談者さんの基本情報

リムベアーに相談したい悩み
社会人3年目になりました。
エステのローンを早く終わらそうと、返せる時や
ボーナス時に繰り越し返済をして、今年中に終わる予定です。車の返済が正直しんどいです。
毎月母に返済していますが、ローン返済、クレジットカードの引き落としで
現金が残らず、返済できず24万円借金をしています。2年後に車ローンは終わりますが、残高74万円残るため
74万円を一括で払うために貯金をしたいです。
車検、税金等予め決められている出費は
逆算し月々積立貯金をしています。上記あるように、現金が残らないためクレジットカードで生活しています。
管理ができず、カード地獄です。
このままではまずいと思い、小銭貯金を6月から開始。
純粋な貯金は小銭貯金のみ。給料日が来るたびに将来の不安が募るばかりです。
浪費癖を治したくて片付けをしていますが
被服費、美容費を削ることができず、支払いの度に後悔ばかりです。自分お給料に見合った生活ができていないことを承知していますが
何ヶ月も改善せず今に至ります。
何か困った時に引き落とすお金がない状態が嫌で
なんとか貯金できるようになりたいです。ご指導いただきたくメールさせていただきました。
お願いします。
現在の月々の家計支出状況

リムベアーからのアドバイス

さこさんの家計の良いところ
まずは『 車の維持費を積み立てている 』ってとこが良いって思いました!
車検、税金等予め決められている出費は
逆算し月々積立貯金をしています。
これが23歳でできるってすごいなって思います。
このやり方は今後の人生でも必ず役立つ方法なので
このまま自信を持ってやり続けていきましょう!
そして2年後にやってくる車ローン残高74万円を一括返済するために
今のうちから貯金をしたいって思えてるのも良いですね。
浪費家の方はどうしても『今』に精一杯になってしまって
将来に目を向けることが難しくなっちゃうんです。
けどさこさんは2年後のことをすでに考えてどうしようか準備しているわけですよね。
その準備の一つとしてボクの家計診断に応募してくれたわけです。
20代前半で将来を考えて行動できてる。とても良いことだと思います!
アドバイス1『 車の購入で背伸びするとその後数年苦しむことに 』
車の返済が正直しんどいです。
さこさんの車ローン残高をまとめるとこんな感じ。
・ローン後残金 = 74万円
合計 166万円
実家暮らしとはいえ、月4万円の返済はちょっときついですよね(汗)
ガソリン代も結構かかっているのでおそらく地方?の方かと思います。
ボクも地方に住んでるんでわかりますが
車って地方だと必須アイテムなので、買わないと生活できないですよね。
だからといって身の丈に合わない車を購入してしまうと
ローン返済に追われてしまうんですね。
さこさんの場合もちょっと背伸びしすぎたかなという印象です。
買ってしまったものは仕方ありません。
そしてこの経験はきっと今後の人生にプラスになるはず。
今後の人生でもし車を購入する時が来たら
その際は身の丈にあったものを選択しましょう。
身の丈にあったものとは『 一括で購入できるもの 』
ローンは未来の自分の首を絞めているにすぎませんので。
アドバイス2『 生活費補填のための借金は今後してはいけません 』
毎月母に返済していますが、ローン返済、クレジットカードの引き落としで現金が残らず
返済できず24万円借金しています。
借金の中で最もやってはいけないものがあります。
生活費の補填の先には残念ながら、苦痛と後悔しか待っていません。
生活費補填の借金は、とりあえず今を凌ぐためのその場しのぎの行動なんですね。
お金がない。だから借金をして生活費に当てる。
ただでさえお金がない状態で借金をするわけですよね。
そんな状況でも来月からはさらに借金返済分の出費が増えます。
さらに来月は苦しいものになることが予想されます。
最悪の場合はこれを永遠と繰り返して、気付いた時には借金地獄なんてことも十分あり得ます。
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アドバイス3『 クレジットカードは封印。 』

現金が残らないためクレジットカードで生活しています。
このクレジットカードの使い方はちょっとまずいですね。
リボ払いにしてしまっているってことですかね?
家計資料によるとクレカで購入している項目は次の通りです。
・衣服費 32,000円
・贈り物 26,000円
・美容院 20,000円
・ガソリン 18,000円
・化粧品 9,000円
お金はないけど欲しいものは欲しい、やりたいことはやりたい。
この考え方をまずは改善してみませんか?
お金がないなら買わないこと。
お金がないのに買ってしまったら、将来の自分の首を絞めているだけになっちゃいます。
もちろん外見を飾る衣服費も大事ですよね。
自分を磨く美容院代、化粧品も大事です。
大切な人、お世話になっている人への贈り物だって大事です。
どれも大事にするべきものではあるんですが
ただ、お金がないのに無理してすることではないですよね。
クレジットカードは超便利なものなのですが
使い方を間違えるとあっという間に悪魔になってしまうんですね(汗)
とりあえずこちらの記事を読んで、クレジットカードの正しい使い方を
勉強してみませんか?
関連記事:クレジットカードを味方にしてお得に使う方法まとめました
正しい使い方ができるようになるまでは
一度封印してしまった方が良いかもしれません。
辛いかもしれませんが、現状を立て直すために我慢です!
アドバイス4『 給料以上の生活はもうやめましょう 』
自分の給料に見合った生活が出来ていないことを承知していますが
何ヶ月も改善せず今に至ります。
そうですね、現在のさこさんは身の丈を超えた生活をしてしまっていますね。
月の収支をまとめるとこのような感じ。
支出 215,000円
(−25,000円の赤字)
年間で30万円の赤字です。
これまではおそらくボーナスで補填していたのかなと思います。
しかし、ボーナスは基本的に生活費補填と考えない方が良いですね。
さこさんの現状だと、ボーナスはもらわなかったことにして
『 貯金と借金返済 』に当てるのが正解かなと考えます。
さこさんはきっと現在身の丈以上の暮らしのデメリットを
痛いほど感じていると思います。
借金返済に追われて、自己嫌悪に陥って、将来の不安が強まっていく。
けどポジティブに考えれば今の経験って後々生きてくる気がします。
ボクも自営業時代に借金を抱えて、日々返済と将来の不安に支配されてました。
けど今になって思うのは、あの経験があるから今があるのかなと。
お金で辛い経験をしたから、あんな経験をもう二度としなくてもいいように
色々頑張れたんですよね。
なのでさこさんもぜひ今の経験を生かして
今後の生活を見直していきましょう。
アドバイス5『 奨学金はできる限り繰上げ返済 』

さこさんは奨学金の返済が46歳まで続くということ。
奨学金はできる限り早く終わらせたいところです。
というのは今後結婚した場合に、この奨学金返済が
なかなかの支出になって来てしまうんですね。
共働きの時はそこまで負担にならなくても
子供が生まれてさこさんが働けなくなった、または
収入が減った場合に重くのしかかって来ます。
もちろんまだお若いので今を楽しむためにお金をかけることは大切なもの。
ただし、それと同じくらい将来のためにお金を残していきましょう。
ここでいうならば将来のために借金を減らしていく。
奨学金は繰上げ返済が何のデメリットもなくできますので
返せるうちにどんどん返しちゃいましょう!
アドバイス6『 美容費のかけ方について考える 』
さこさんの家計資料を見ていると、美容費がかかりすぎてるかな〜という印象です。
・エステローン 16,000円
・化粧品費 9,000円
合計 45,000円
全体の24%と高い数値です。
もちろん美容って大切ですよね!
美容にお金をかけるって、言い換えれば自己投資ですからね。
ただし、やはり家計を圧迫するほど
借金をするほどのそれは話が違ってくるかなと思います。
もしさこさんにとって必要な項目
大切にしたい項目なら、無理して削る必要はありませんよー。
ただ、その場合は他の項目を少し我慢して
お金をかけたい美容費に持ってくるというイメージにすると良いですね。
使うところはとことん使う。
使わないところはとことん使わない。
目標年間貯金額を達成するための理想家計項目表
まず月18,000円かかっているガソリン代をもう少し削減していきましょう。
そしてもし可能なら保険の見直しも検討してみましょう。
まだお若い方なので最低限のもので問題ないと思います。
ちなみにボクは月2,000円の県民共済に加入していますよー。
割り戻し金があるので実質月1,600円ほどです。
通信費も高いので格安SIMを検討しましょうか。
あとは衣服費が『 年間38万円 』とちょっと高額なので
これを思い切って1万年に落としちゃいませんか?
年間で12万円の予算ですね!
いきなりは難しいと思うのですが、徐々に削っていけると良いですね。
関連記事:これでスッキリ!膨れ上がる洋服を片付ける8つのポイント
贈り物についてもちょっと高額ですね。
年間で考えてみると『 年間31万円 』です!
もちろん人への贈り物は大切にすべき項目の一つなのですが
それで家計が圧迫されていては本末転倒です。
自分の身の丈にあった贈り物をすればいいと思うんです。
あとは奨学金の返済を倍にしてみました。
返せるうちにガシガシ返しちゃいましょう。
これで月41,000円貯金できます。
年間で492,000円!
すごいですね、さこさんがこれを実現できるのも
実家に暮らしているからです。
言うなればこれは実家暮らしのさこさんの強みですね。
この強みを最大限に活用して浪費をするんじゃなくて
今後はこの強みを最大限に活用して
ちょっと浪費、大きく貯金で行きましょう!
もし余裕ができてきたら、実家にお金を入れるのも検討してみましょうね。
きっと両親も助かるはずです。
次にボーナスですね。
さこさんは年間60万円のボーナスがあります。
現在貯金がないということは、このボーナスも何かしらに全額使ってしまっていたんですね。
このボーナスもさこさんの強みです!
この年60万円のボーナスを使って、とりあえず全力で借金返済に充ててみましょう!
まずはクレジットカードの借金返済ですね。
クレジットカードのローンは金利が超高いので早ければ早いほど良いです。
ただし、借金返済や貯金だけだとつまらないので
一定割合を決めて浪費してしまっても問題ありません。
さこさんの現状ならこのくらいの割合が良いかなと思います。
娯楽20%
ここまでできたら二年後に余裕を持って車のローンを一括返済できるかなと思います。
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総合評価

まとめ
以上『 さこさんの家計診断 』でした!
さこさんは『 積立をして将来に備える 』
ってことがもうできています!
今後はこの考え方を欲しいものを買う時などに応用できると
もっと家計は良くなっていきますからね。
ご応募ありがとうございました。
これからの生活に、少しでも役に立てたら嬉しいです。
お金の悩みを最小限にして、スッキリとした日々を過ごしちゃいましょう!